小学校でも、英語の時間が始まっている最近。
大人にとっては、「え、小学校で英語!?」という感じで、驚きを隠せませんよね。
意識の高いご家庭では、英語の早期教育 をさせる一方で、「学校でやっておけばいいわよ」とのんびり構えるご家庭があるのも確か。
幼児の英語教育は、正直なところ、「やるべき」なのでしょうか?
教員免許、学校図書館 司書資格なども持ち、二児の母でもある筆者が、率直なところをご紹介致します。
幼児の英語教育の現状
私立幼稚園ではおおよそ6割が英語教育を取り入れている
ベネッセが2013年に行った調査では、私立幼稚園の58%が、幼稚園のカリキュラムに英語教育を取り入れている、と回答しています。
それから現在に至るまで3年、間違いなく、英語を取り入れる幼稚園の数は増加していると思って良いでしょう。
小学校3年生から「必修化」、でも1年で「既にやってる」
公立の小学校では、2020年から、3年生以上で英語の授業が始まり、5・6年生では成績がつく「教科」として必修化される予定です。これはあくまでも予定で、2020年が2018年に早まる可能性もあるとのこと。
現在では、5・6年生で英語に触れることがマストとなっているはずです。
しかし、とある公立小学校では、2016年現在、1年生で既に、外国人の先生を招いて英語の授業を行い、英語に触れる機会を設けている様子。
もっと後だと思っていると、「予想外!?」となる可能性も高いでしょう。
英語の幼児教育のメリット! 小学校でこんな「差」が……
先生とコミュニケーションを取れる子、取れない子
普通の日本語の先生、日本語の授業なら、日本で育ったたいていの子が先生と普通にコミュニケーションが取れます。(あくまでも障害等を考慮しない場合ですが)
休み時間でも、担任の先生と話すことはできると思います。
しかし、ことが英語の先生、外国人の先生だと、少し違います。
昼の休み時間に廊下ですれ違い、「Hello!」とてらいなく言える子と、言えずに頭を下げるだけで終わってしまう子。「Are you hungry?(おなかすいてる?)」と聞かれ、「Yes! i'm very hungry!(すっごくおなかがすきました!)」と答える子と、「おい、先生なんて言ってるの?」と友達に聞く子。
この差は授業の中にも容赦なく持ち込まれます。
先生と意思疎通ができる! という実感を持って成長していく子と、英語を話す先生とは言葉が通じないんだ……という実感を持って成長していく子。
どちらにどのような利があるかは、一目瞭然ですよね。
英語の幼児教育しているのは意識高い 母親だけ?
英語の幼児教育をしているのは、一部の意識が高い親だけなのでしょうか?
英語ができる親は「別に必要ない」と思っている
意外なことに、自分が英語を話せる親は、子どもへの英語の早期教育 は、必要ではないと考えて居るケースが割と多いようです。
何故なら、自分自身が、高校や大学という年齢になってから英語の勉強を本格的に始め、実際に話せるようになったので、子どもだってきっと頑張れば大丈夫、と考えて居るからです。
ただこれは、親個人に英語への適性や興味、熱意があったからこその結果で、子どもにそれがあるかどうかの確証はないのではないか……という点が弱点としてあげられます。
できるできないより、「苦労させたくない」と思っている
英語で苦労した経験のある親ほど、「自分の子に、将来英語で苦労させたくない」と感じています。
英語ができた親、あるいは英語ができなかったけれど早期に諦めて悔しさなどを感じた経験のない親は、早期教育 に興味を示さない可能性が高いでしょう。
逆に、英語ができるようになりたかったのに、できずに苦労して、結局今もダメだけどせめて子どもには……と思っている親ほど、早期教育 には意欲的です。
英語ができなくて困ることはあるの?
ちょっと前まで、「英語ができなくても困らない」は当たり前のことでしたが、今……というよりも10年後、15年後は、おそらくそうではなくなっているでしょう。
中学校でも「英語で英語以外の授業」が始まるかも
既に、高校で「英語で、英語以外の授業を始めよう」という声は高まっており、教育方針としてもその方向で固まりつつあります。
これが高校ではなく、中学校まで早められる可能性が出てきており、そうなれば、英語ができない子は「英語以外の教科でも授業がわからない」 というリスクを抱えることになってしまいます。
就職が困難になる?
東京オリンピック を過ぎ、グローバル化 の進んだ時代では、英語が話せないことで就職の幅が今よりもさらに狭まることはあり得ます。
英語が話せないというだけで、夢を諦めなくてはならない可能性は、大きくなるばかりでしょう。
学校の授業だけで英語がわかるようになるのでは?
英語を理解させるために行われる学校の授業。ということは、学校の授業さえちゃんと受ければ、英語はわかるようになるはずですよね……?
という考え方はちょっともしかして、違うかもしれません。
言語を話せるようになるには1000時間聞くことが必要
日本人の赤ちゃんが言葉を話せるようになるのは、2歳ころでしょうか。「ちゃんと」話せる、と考えるともっと後のことですよね。
赤ちゃんはお腹の中からずっと日本語を聞き、3年ほどでようやく言語として取得します。
日本語だけではなく、言葉を話せるようになるためには、その言葉をおよそ1000時間聞くことが必要だと言われているのです。
英語を聞き分ける耳の能力は、聞いていなければ幼児期から落ちる
英語をはじめとする外国語には、日本語にはない音が含まれています。それを聞き分ける耳をすべての赤ちゃんが持っていますが、日本語だけを聞いている赤ちゃん・幼児は、その機能を使いませんから、音を聞き取る能力を徐々に失っていきます。
話すほうもそうで、日本語では使わない筋肉を、英語をしゃべる時には使います。どんな子どもも、真似をすることでその筋肉機能を維持できますが、英語を真似ることをしなければ英語だけに使う筋肉は発達せず、結果的に発音に必要な身体的機能が欠落してしまうのです。ここを大きくなってから補完していくのは意外に大変なことでしょう。
英語の早期教育 におすすめの教材は?
学校の授業だけで、英語能力を充分に取得するのは不可能であることがおわかりいただけたでしょうか。英語を話せるようになろうと思えば、早い内に多くの英語を聞き、また真似をすることが大切。それには家庭学習が欠かせません。
ここでは英語の早期教育 、家庭学習におすすめの教材をご紹介します。
ディズニーの英語システム World Family
ディズニーが公式サポートしている、英語のビデオ教材。
ワールドファミリーは、実はうちの子たちがプログラムを学習し、
多大なる成果を上げた経験が私自身にある、最もおすすめの英語教材です。
うちの場合は、上の子が10カ月のときから学習をはじめ、下の子はお腹の中から聞き続けて成長しました。
小学校にあがる前には、簡単な英語を話し、私自身が中学校や高校でようやく理解した構文なども、既に聞き取れるようになっていました。
幼少期から、膨大な量のビデオやCDを聞かせることによって、耳と、話す能力をともに養う形式です。
「アップル! りんご!」のような教育方法は一切登場しません。
タブレット 学習などもなく、しかし確実に母国語のように英語が身につく、最もおすすめのプログラムです。
優秀タブレット 学習「スマイルゼミ」
「スマイルゼミ」は、小学校から中学校の勉強を、タブレット 学習で行うことのできる、家庭学習の通信教育です。
教科も英語だけではなく、他の授業のサポートを受けることができます。
というよりも、他の授業を受講することで、英語も無料サポートしてくれる、という形式!
もちろん、英語だけではなく、国語、算数といった基本的な教科も成績アップしてほしいのが家族の願いですよね。
英語に関しては誌面学習ではなく、タブレット 端末での学習なので、発音までしっかりカバーしてくれるのが嬉しいところです。
利用者の91.3%が学力アップを実感しているというおすすめ教材!
金額も月額で2,980円~と、無理のない範囲から始められます。
実践としての英語学習。無理にやらせることはありませんが、逆に、無理だ! と感じる前から英語に触れさせ、楽しませるというよりも、自然な言語として身につくようなサポートを行っていくのがおすすめですよ!!